医療的ケア児コーディネーター研修

今日は医療的ケア児コーディネーター養成研修の最終講義のため、大村にある医療センターに来ています。

9月から続いていたコーディネーター研修。
最終日の今日は北海道札幌市で、「167名の在宅人工呼吸器患者」を診ている土畠智幸医師の講義でした。

北海道といえば、9月に震度7の地震が起き、道内全体停電というブラックアウトがあったばかり。
もともと、土畠先生の講義は9月の研修会に組み込まれていましたが、震災の影響もあり、今日に延期されました。

深夜3時に体験した揺れから3日間に渡る停電、在宅での電源確保など、実体験から得た教訓など、本当に勉強になりました。
地震の少ない長崎ではあるけど、いつどんな災害が起きるのか誰にもわからないし、実際利用者さんへどんな影響が生じるのか、日頃から考えることが大切だと思いました。

在宅で過ごしている、医療的ケアが必要な子供達、障がい者の方々への日頃の支援の仕組みづくりの講義も含め、あっという間の3時間でした。

その中で、土畠先生原案の、「ぼくのおとうとは機械の鼻」という絵本の紹介がありました。
ムービー絵本も公開されているのでのせておきます。

お兄ちゃんは水色、弟の世界を黄色で分けて表現していることに注目。また、お兄ちゃんの持っているぬいぐるみの持ち方で、心理描写をしたそうです。

この絵本は普通に売られているものですが、全国の小学校に置いて欲しいと、クラウドファンディングにて支援募集する予定だそうです。



さらに、12月に公開の映画。

医療監修を土畠先生がしているそうです。
筋ジストロフィーの特徴的な動きなど、指導したそうです。
実際の鹿野さんの映像も、講義で拝見させてもらい、カラオケの様子やエピソードなど、笑いが起きていました。
大泉洋さん。。やっぱり北海道!!


障がいを持っている人も、そうで無い人も、地域で安心して過ごせるように、少しずつ、理解が深まってきているのではないかと思いました。

訪問看護ステーションきんかい

訪問看護ステーションきんかいは、平成17年12月1日に開設しました。比較的軽度の方から医療依存度の高い方、精神、難病、認知症、緩和ケアと利用者ニーズは幅広く、「悪化させない=自立度の維持」とご利用者様およびご家族が主体的に意思決定できる様な精神面のケアのサービスも行っています。その人らしく、住み慣れた場所で安心、安全に生活して頂ける様、予防看護から看取りまで24時間で訪問させて頂いております。

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